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サガリバナが咲きました
平成造園の前庭…そう、ジョニーの横にあるサガリバナ。
ずっと休眠状態だった彼女が、突如目覚めました!
県内でも、このような真っ赤なサガリバナの大木は珍しいでしょう。
ジョニーの横で妖しく夜を彩るサガリバナです
残念ながら2年連続では目を覚ましてくれなかったようで…
また次に会える日を楽しみに♪
昼間はこんな感じです
謎のジョニ黒
…とある鬱蒼とした森に
ひっそりと佇む、巨大ジョニーウォーカーの瓶がありました。
何故、こんなところに?…いったい誰が?
そんな疑問が一人歩きし、ネット上で噂になったり、テレビ取材まであったそうです。
実はコレ!
平成造園が昔使っていた水タンクだったのです!
どうやら戦後間もない頃、米軍が宣伝用として使っていたオフジェが流れ流れて
平成造園に辿り着き、畑の水タンクとして再利用していたそうです。
時は流れて平成20年
「こんな面白いもん放っておく手はない!」
…って訳で、長年暗い森で眠っていた”ジョニー”を引っ張り出す事になりました。
なるべく傷つけないように慎重に引き上げ、トラックに積みます。
まずは長年の汚れを落とし化粧直しです。
思っていたほど痛みは少なく、水洗いだけでかなりキレイになりました。
そして平成造園の前庭に設置です。
どの角度でどぉ見せたら、目立って面白いかに試行錯誤
そして、こんな形に
真っ直ぐ立てても芸が無いんで、斜めに傾けました。
おかげでしっかり目立つシンボルボトルに(^^v
平成造園と言えば『あぁ、あのジョニーウォーカーがあるところ!』ってわかってもらえる日も近いはず!?
緊急指令 謎の石版を発掘せよ!part2
その石版には“大城按司”の文字が刻まれていました。
大城 真武(うふぐすく しんぶ/おおぐすく しんぶ、生没年不詳)は14世紀末から15世紀初頭にかけての琉球の人。唐名は麻普蔚、童名を思武太といい、麻氏(名乗頭「真」)の元祖である。
古琉球時代の按司の一人で、後代の位階称号である按司位の人物というわけではない。古の人物のためその業績などは伝わってはいない。
墓所は南城市大里大城にあり、ボウントゥ御墓(ウファカ)ともいわれ、県指定文化財となっている。(Wikipediaより抜粋)
…だそうです。なるほど!
早速、調査班Y(勝手に命名)は、墓があるという現場に向かいました。
このお墓、琉球石灰岩の岩山をくり抜いて墓室をつくり、前面は切石積みとし、上部は以前の塚を模してドーム状の石積となっているそうで、沖縄の一般の墓とは異なる独特の形式をもつ墓として貴重なのだそうです。
(墓の前にあった沖縄県教育委員会並びに大里村教育委員会の表示板より)
そして、その横に立っていた墓碑?には!
石版の欠片と全く同じ文字が刻まれていたのです!!
これは、もしや一大発見?
調査班Yは大里村(現南城市)教育委員会に連絡をとりました。
調査班Y「…もしもし」
担当Z氏「はい、教育委員会です。」
調査班Y「あの〜、ウチの裏庭から石版が出てきたんですが…。」
担当Z氏「どんな石版ですか?」
調査班Y「何だか、大城按司って彫られてます。」
担当Z氏「え?大城按司ですか??」
調査班Y「ええ、そちらの大城城跡にある墓碑と全く同じ文字が刻まれてるんです。」
担当Z氏「………し、少々お待ち下さい。」
調査班Y「………………。」
担当Z氏「い、今から詳しい者を連れて参りますので、住所を教えて下さいぃぃ!!」
…という訳で、ホントにダッシュで教育委員会の方がやってきました。
石版の欠片を写真に撮っている(ケータイでしたけど(^^;)専門家の方です。
果たしてこの石版、歴史的価値は有るや否や???
緊急指令 謎の石版を発掘せよ!part1
草刈りをしていました…。
そう、あのジョニーの裏あたりです。
何やら文字の彫られた平べったい石が転がっていました。
琉球の歴史的人物の名前が刻まれているではありませんか!
何故?
こんな場所に、こんな物が??
そして、その歴史上の人物とは???
緊急指令 謎の石版を発掘せよ!part4
向かうはもちろん
南城市文化協会連合会 第2回「総合文化展」…です (^^v
広々とした会場(体育館)には、様々な文化財が展示されておりました。
朝、会場したばかりの時間でしたが、続々と見学者が訪れていました。
広い会場をウロウロと歩き回っていると…
ありました!
何だか懐かしくも思える石版達が、すました顔?で並んでいるではありませんか。
※隣は、この文化展のメインとも言える斎場御嶽から出土した金の勾玉です。
石版のいきさつを熱く説明している教育委員会文化課の長嶺氏です。
見学者が興味ありげ見入っていると、何故か嬉しくなってしまいますね
〜ある日の草刈りから偶然動き出した指令は、こうして完結を迎えたのでした〜
この石版達…今は南城市教育委員会の文化財倉庫で静かに眠っています。
そして、また、このようなイベントの際には貴重な資料として紹介されるでしょう。
最後に、この企画に携わった皆様に感謝します…by調査班Y